種まき前に知っておくこと

種まきから開花まで

種をまいて育てるか、苗を購入して育てるか

自分で草花の種をまいて苗を育て、花壇やコンテナに定植すると美しい花を咲かせてくれます。そして種から育てて咲いた花には愛着がわき、喜びや楽しみもいっぱいになります。
今まで苗を購入してガーデニングを楽しんでいた方、種をまいて育ててみませんか。

種をまいて育てる場合

種をまいて育てる場合は、苗を購入する場合の短所をおさえることができます。
種から苗をつくるときは予算も少なく、植えつける時に良い苗を選ぶこともできます。種をまく時期も、植えつける時期を考えてできるので、楽しみが増えるといえます。

苗を購入して育てる場合

【長所】
苗は花つきの状態で売られていることが多いので、植えつけると花壇やコンテナが花いっぱいになります。
手間や時間がない人にも、簡単にできるので便利です。

【短所】
●価格が高いので、たくさん植えられない
コンテナなどには、株の間隔をつめて植える傾向にあるので、たくさん作ろうとすると出費がかさんできます。

●株の生長がおさえられる
花つきの苗は、花が多くの養分をとってしまうため、株のほうは大きくなるのをおさえられてしまいます。最初のころはきれいな花を咲かせていても、だんだんといい花が咲かなくなってきます。 花が咲く前に、苗を植えつけて根や茎を生長させ、株を大きくすることが大事です。株が大きくなるとよい花がたくさん咲き、長持ちしていきます。

●土の性質が合わない場合がある
市販の苗はビニールポットなどに植えられていますが、この中の土と植えつける場所の土の性質が合わない場合があります。そうなると根が伸びず、生長がおさえられてしまいます。この場合は、ポットの土をよく洗い落とす必要があります。

種の選び方

採取年月日

種は年が経つにつれて発芽率が下がってきます。種を採取した年月日の新しいものを選びましょう。

発芽率

種袋には発芽率が記されています。または1袋から何本の苗が育つかが記された種袋もあります。

一般地・暖地向き・冷涼地向きの確認

植えたいと思う草花が、植える場所の生育に適しているかどうかを見分けます。
寒い場所では暖地向きの草花は育ちにくくなります。種袋に育てる条件などが記されてあるので、よく確認をしましょう。

まく時期の確認

春まき

春にまくときは、4月中旬~7月梅雨明け前まで長い期間まくことができます。はじめて種をまくときは、春まきから始めたほうが失敗がなくいいでしょう。

秋まき

秋まきの発芽適温は15~20℃で、早くまきすぎると、暑さのため発芽できなかったり、遅れてまくと生育が悪くなるなどがでてきます。種袋に暖地と寒地での種まき適期が記されています。寒地では、秋にまくと寒さで枯れることがあるので、春にまくことが多いようです。

種を購入するとき

種を店頭で購入するときは、適切な種の管理がしてあり信頼できる店を選びます。種袋が直射日光の当たる場所に置かれていたりすると発芽率が下がるので、注意しましょう。

自分で採取した種は

種の袋にF1種と記載されているものは一代交配種で、特別な交配を行うことによ ってできたものです。F1種の種はできなかったり、採取してもよい苗はできません。F1種の種は毎年購入したほうがいいでしょう。
固定種というのは親と同じ性質のものができるので、タネを採取してみましょう 。

発芽しやすくするための下準備

  • 硬実種子(こうじつしゅし)
    アサガオ・スイートピーなどの種は、皮がかたく吸水しにくいため、皮に少し傷をつけたりぬるま湯に一晩つけてからまきます。そうすることで吸水がよくなり、発芽しやすくなります。種袋の説明書きに「傷つけ、水つけ不要」と書いてある場合は特殊な処理がしてあるため 、そのままで大丈夫です。
  • 綿毛に包まれた種
    センニチコウやローダンセなどの種は、 表面が綿毛でおおわれています。そのまま種をまくと発芽率が悪くなるので、砂と混ぜてよくもんで綿毛を取り除いてからまきます。
  • 発芽抑制物質が含まれている種
    バーベナなどの種子の外側には、発芽抑制物質が含まれているといわれます。そのまままくと発芽率が悪いことがあるので、一晩水に漬け黄色の液を洗い流すと発芽しやすくなります。
  • 発芽しやすい種を選ぶ
    自分で採集した種の中には、熟成していないものや傷んでいるものがあり、そういった種は発芽しにくくなります。そういう種をまかないように選んでおくことが必要です。まく前に水につけてみて沈んだものがいい種です。種の種類によって違いますが、浮いている種は発芽率が悪いようです。
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