病害虫を防ぐ環境づくり

植物を栽培していると、病気や害虫の被害に悩まされるものです。病害虫を発生をさせないようにするためにも、よい環境を作ることが必要です。
それでも病害虫が発生してしまったら、早期に発見して対策をすることがその後の被害の拡大を防ぐことになります。

花壇植えの場合

病害虫を発生させないための環境を作ることが大事です。
よい土を作る
病原菌や害虫が最も嫌う環境とは、空気の通り道がよく水はけがよい団粒構造の土です。このよい土を作るためには、植え付けの前に堆肥を十分に施し、根が伸びやすいようにしておくことが大切です。また酸性の土には、苦土石灰などを入れて調整することも大事です。

植えるときは、株間を広げる
株間をつめて植えると、風通しが悪く日当たりも悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。植えるときは、適切な間隔をおくようにするのが大切です。

花がらや下葉を整理してきれいにする
咲き終わった花がらや枯れた葉や茎は、すぐに取り除いておきます。そのままにしておくと、そこから腐敗が始まって病気になりやすいからです。
周囲に雑草があると、風通しを悪くしたり病原体や害虫がついたりするので、雑草はすぐに抜き取るようにします。

コンテナの場合

コンテナの間隔を広げる
コンテナ同士をくっつけて置くと、風通しが悪く日当たりも悪くなってしまいます。間隔を広げて置くようにしましょう。

地面の上に置かない
鉢やプランターなどの容器を、直接地面の上に置くことはしないようにしましょう。鉢穴などから土の病気の菌が伝染することがあるからです。

用土・容器は清潔なものを使う
用土は市販の培養土を使うのが一番です。古い用土を再利用する場合は、再生してから使いましょう。詳しくは→コンテナの古土を再利用のページへ
使った容器は、十分に水洗いをして日光消毒をしてから利用しましょう。

種や苗を購入するときの注意点
種や苗に病原菌や害虫がついていたりすると、植えつけたときに周囲の苗まで被害を広げてしまいます。
種や苗を購入するときは、信頼できる店を選ぶことが大切です。特に苗を購入するときは、葉が黒ずんでいたり、葉の裏に害虫や卵がないかどうか注意する必要があります。
詳しくは→苗を購入するときの注意点のページへ

病害虫
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種まきから始める花づくり
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